猫がなりやすい四つの病気はこんな症状!その予防と対処方法
こんにちは、kameちゃんです。
動物も病気になったりすると、飼い主も辛いですよね。
今回は、猫がかかりやすい病気四つをピックアップして、それぞれの原因と治療と予防などを書いていきます。

猫がなりやすい四つの病気:下部泌尿器症候群


下部尿路症候群(FLUTD)は、尿の中に結晶ができてしまう症状で、泌尿器にいろいろな悪さをします。
たとえば、できた結晶が膀胱を傷つけたり、結晶で尿道が詰まったりしてしまうなどがあります。
症状
現れる症状としては、血尿が出たり、頻繁にトイレにいったり、痛がっていつもとは違う鳴き声を出すことがあります。
特にオス猫がなりやすい傾向があります。(オス猫の方が尿道が狭いためだと言われています。)
原因
原因としては、餌にあります。
餌の内容物にリンやマグネシウムが含まれていて、それの過剰摂取になると尿に”リン酸アンモニウムマグネシウム”と言われる物質ができて、それが固まり症状が現れます。
また、要因の一つとして、肥満やストレスなどもあると言われています。
予防
予防はやはり食事で、低リンで低マグネシウムの餌を選ぶと安心です。
また、水分補給も大事なので、いつでも水が飲めるようにしておくのも大事です。
治療法
尿道に結晶が詰まっている時はカテーテルを挿入したり、超音波で破砕します。
そして、食事療法や抗生物質などをつかって治療を進めます。重症の場合は、手術する場合もあります。





猫がなりやすい四つの病気:慢性腎不全
腎臓の組織であるネフロン(老廃物をろ過して尿にする組織)がだんだん壊れて、腎臓の働きが悪くなってしまう病気で、それが慢性的に現れるのが慢性腎不全です。
一旦組織が壊れると元には戻りません。
症状
体に毒素がたまるので、食欲の減退が見られたり、吐いてしまったりします。
そして、徐々に体重が落ちてきます。
また、水の飲む量が増えて行くのも特徴です。
原因
さまざまな要因があり、ウイルスの感染だったり、免疫疾患だったり、結石などが原因だったりします。
予防
塩分の取りすぎを防いで、新鮮な水をいつでも飲める様にしておく事が大事です。
また、定期検診などで早期に発見すれば、長生きできます。
治療法
一度壊れた組織は戻る事はないので、根本的な治療はなく、進行を遅らせる処置をして生存期間を延ばすしかありません。
猫がなりやすい四つの病気:甲状腺機能亢進症


甲状腺は人間でいう喉仏の近くにあるホルモンを作る臓器で、このホルモンは、体の代謝を活発にする働きがあります。
甲状腺機能亢進症は、その甲状腺ホルモンが過剰に出過ぎる病気です。
症状
行動が異常に活発になったり、攻撃的になったりします。また、食欲は旺盛なのにどんどん痩せてきます。
それと、水をたくさん飲み、オシッコも量が増えます。
原因
甲状腺に腫瘍ができたりすることでもなりますし、現在根本的な原因は不明です。
予防
早期発見して早期に治療することが肝心です。
こまめに猫の行動の様子を観察しておくといいでしょう。
多飲、多食が見られたら病院にかかりましょう。
治療法
投薬治療と外科的治療があります。
投薬治療でも完治する事はまずなく、症状を抑えるのが目的になります。
それでも症状が緩和されない場合は、手術で、甲状腺を摘出して、今度は甲状腺低下症になりますので、そちらの薬を飲み続けるかが主な治療となります。





猫がなりやすい四つの病気:糖尿病
高齢の猫で発生しやすくなっています。
やはり肥満などにより発症するケースが多くなっています。
症状
初期症状は、水を飲む量が増えて、尿の量も増えてきます。
人間と同じ様に合併症を起こしやすく、目の白内障や神経障害などが現れる場合があります。
原因
肥満やストレスなどが原因となる場合や、遺伝や免疫疾患などで発症する場合もあります。
予防
まずは肥満を防ぐことです。餌の栄養バランスをきちんととりながら、肥満を防ぎ、なるべくストレスが少なく過ごす様にしましょう。
また、定期的に動物病院にかかり、血液検査などを行なって予防しましょう。
治療法
治療法としては、血糖値のコントロールが必要となります。
軽度であれば、食事や運動の管理で症状を抑えますが、重症の場合は、インスリンの投与などもすることがあります。
まとめ


猫も動物なので、いろんな病気にかかったりしますので、毎日の様子の観察や、動物病院での定期検診などを行うことによって、症状が軽いうちに抑えられる病気が多くあります。
まずは、日々、よく猫の様子を観察しておきましょう。
では、またね〜。







■Kameちゃんはリン☆だあく先生の弟子という立ち位置(笑)
(以下、リン☆だあく先生のプロフィール)
妻が10年間単身赴任をしていました。
なので、わたしが、家事をこなし、子供達を育てつつ、仕事もフルタイムでこなしてきました。
そんな環境だったので、家事、育児については語れるぐらいの経験を体験しています。
今では、上の娘も成人し、子育ては一段落。
そんなわたしの経験をブログに書いて行こうと思っています。